【ライオン型コミュ障】感情的になってしまう原因と改善法3選を公認心理師が解説

コミュ障タイプ別改善法
【ライオン型コミュ障】感情的になってしまう原因と改善法3選を公認心理師が解説

こんにちは、しゅがーです。

「カッとなって言いすぎてしまった」
「感情が顔に出すぎると、よく言われる」
「後から『あの言い方は良くなかった』と後悔することが多い」

そんな経験、ありませんか?

コミュ障4タイプの分類でライオン型と分かったあなたは、感情が豊かで表現力がとても高い人です。喜びも怒りも悲しみも、全力で感じて全力で表現できる。それはあなたの大切な強みです。

しかしその豊かな感情が、コントロールされる前に外に出てしまうことで、あなた自身と周りの人を傷つけてしまっています。

私は公認心理師として、また在宅医療の現場で多くの方と向き合ってきました。ライオン型の方に共通していたのは、こんな言葉でした。

「怒りたくないのに怒ってしまう。後悔したくないのに後悔してしまう」

これはあなたの性格が悪いのではありません。感情を処理する方法を知らないだけです。

今回は、ライオン型のあなたが感情に振り回されず落ち着いて話せるようになる方法をお伝えします。

目次

  1. ライオン型とは?
  2. なぜライオン型は感情が先に出てしまうのか?
  3. やってはいけない改善法
  4. ライオン型に効く3つの改善法
  5. 今日からできる1アクション
  6. まとめ

ライオン型とは?

ライオン型は、コミュ障4タイプの中で最も「感情の表現力」が強いタイプです。

ビッグファイブ性格特性論では神経症傾向が高く・外向性も高いという組み合わせが特徴です。

簡単に言うと

  • 感情の波が大きく強く感じやすい
  • 感じたことを外に出しやすい

この2つが重なっている状態です。

ライオンは百獣の王と呼ばれる存在感と力を持っています。しかしその力が制御されないと、周りを傷つけてしまいます。

あなたの感情の豊かさと表現力はとても大切な強みです。ただ感情が行動に直結する前に、一瞬の間を作ることができるようになるだけで、あなたのコミュニケーションは大きく変わります。

なぜライオン型は感情が先に出てしまうのか?

理由① 感情調整の回路が短い

人間の脳は感情が生まれてから行動に移るまでの間に、感情を調整する回路が働きます。しかしライオン型の方はこの回路が短く、感情が生まれると同時に行動(言葉・表情・態度)に出やすい状態です。

心理学では「感情調整(エモーション・レギュレーション)」と呼ばれる機能の弱さが背景にあります。これは生まれつきの気質による部分もありますが、練習によって必ず鍛えられます。

理由② 感情への融合が起きている

ACTの観点では「感情への融合」が起きやすいタイプです。感情への融合とは、感情と自分自身が一体化してしまう状態のことです。

「私はイライラしている」ではなく「私=イライラ」になってしまうため、感情から距離を置くことができず、感情のまま行動してしまいます。

イライラしている自分を「観察できる自分」が育つと、感情に飲み込まれる前に一歩引けるようになります。

やってはいけない改善法

① 感情を抑え込もうとする

「感情を出してはいけない」と感情にフタをしようとする方がいます。しかし感情は抑えれば抑えるほど、限界を超えた時に爆発します。感情は抑えるものではなく、適切に処理するものです。

② 「感情的になった自分」を責める

カッとなった後に「また感情的になってしまった。自分はダメだ」と自己嫌悪に陥る方がいます。しかし自己嫌悪はさらに神経症傾向を高め、次の感情爆発のリスクを上げるだけです。大切なのは責めることではなく、「次はどうするか」を考えることです。

③ 感情的になった後に過剰に謝り続ける

誠実に一度謝ることは大切です。しかし過剰な謝罪は相手をかえって困惑させることがあります。次の行動で示すことの方が重要です。

ライオン型に効く3つの改善法

① 感情ラベリングで感情と距離を置く

感情ラベリングとは、自分が感じている感情に名前をつけることです。感情が湧き上がった瞬間に、心の中でこうつぶやいてみてください。

「今、私はイライラしているな」
「今、私は不安を感じているな」
「今、私は悲しいという感情が来ているな」

感情に名前をつけることで「私=イライラ」という融合状態から抜け出せます。神経科学の研究では、感情にラベルをつけるだけで扁桃体(感情を司る脳の部位)の活動が低下することが示されています。言語化することは脳科学的にも有効な感情調整法です。

② 6秒ルールで衝動の波をやり過ごす

感情が高まった瞬間から行動に移るまでの間に、6秒待つだけで衝動的な反応を防ぎやすくなります。

イライラを感じた瞬間に

  • 6秒間息をゆっくり吐く
  • 6秒間足裏の感覚に意識を向ける
  • 6秒間「今感じていることは何か」を観察する

どれかひとつでも構いません。6秒という短い時間でも、感情の波のピークをやり過ごすことができます。

③ 身体感覚に戻るグラウンディング

感情が高まった時、私たちの意識は「感情」に乗っ取られています。そんな時に効果的なのが身体感覚に意識を戻すグラウンディングです。

  • 足の裏が地面についている感覚を感じる
  • 椅子に座っている自分の体重を感じる
  • ゆっくり深呼吸して空気が体に入ってくる感覚を感じる

ACTとマインドフルネスの観点からも非常に有効なアプローチです。会議中やイライラしやすい場面の前にこっそり試してみてください。

今日からできる1アクション

感情が動いた瞬間に「今〇〇を感じている」と心の中でつぶやいてみる。

怒りでも不安でも悲しみでも何でも構いません。感情が動いた瞬間にその感情に名前をつけるだけでいいです。声に出さなくていいです。心の中だけで十分です。この小さな習慣が、感情と自分の間にわずかな距離を生み出します。

まとめ

ライオン型のあなたに伝えたいことをまとめます。

  • 感情が豊かで表現力があることはあなたの大切な強みです
  • 感情は抑えるものではなく適切に処理するものです
  • 感情ラベリングで感情と自分の間に距離を作る
  • 6秒ルールで衝動の波をやり過ごす
  • グラウンディングで「今ここ」に戻ってくる
  • 感情的になった自分を責めるのではなく「次はどうするか」を考える

ライオンは百獣の王です。その力と存在感は、制御されてこそ真の強さになります。

あなたの感情の豊かさと表現力は、適切に扱われた時に最大の武器になります。

感情を消すのではなく、感情を味方につけること。

それがライオン型の改善の本質です。感情豊かなあなただからこそ、人の心を動かすコミュニケーションができます。その力を、少しずつ磨いていきましょう。

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